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“すべて”をイスカンダル計画に賭けない
 

そもそもイスカンダル計画はマレーシアの経済成長のためのものです。

 

我々が注意深く見なければいけないのは、あくまでも実態の経済成長です。

 

たとえば、レゴランドの完成と開園、教育機関の誘致などでどれだけ地域経済が活性化し、人々の所得が増え、物価が上昇したのか。

 

今のイスカンダル地区の状況は開発事業(道路建設、建物建設など)による地域経済へのマネーサプライと、イスカンダル計画による不動産上昇をねらった投資によって、不動産価格が上がっています。

 

 

高速道路が新しく通る場所、地下鉄や鉄道の駅ができる場所、目玉プロジェクトができる場所、どれも計画通りに行けば値上がりが見込めることは言うまでもありません。

 

しかし、契約時は、どんなものがいつできあがり、できあがった後に利用者がどれだけいるのか(実態経済)は未知です。

今、ヌサジャヤの物件売買は、“Sold to investor to investor with empty(海外投資家から、海外投資家に空室で売られている”と言われています。現時点では、ヌサジャヤの賃貸需要はゼロではありませんが、多くはありません。

 

まとめると、私が考えるジョホールバル不動産への投資コンセプトは、

 

イスカンダル計画が中途半端な形になっても、“現状のジョホールバル経済の成長に即した不動産投資”を行うことで、着実な投資リターンがねらう

 

というものです。

 

イスカンダル計画がしっかり遂行されていけば、より高い経済成長が実現され、さらに良い投資リターンが狙えます。

 

イスカンダル計画は長期的なプロジェクトですので、現時点では、不確定要素があると考えます。

実現していったらもっと良くなるだろうな、というボーナスリターンぐらいでとらえておきましょう。

 

リスク(不確定要素)があるけど、大きなキャピタルリターンを狙いたい、という人はリスクを理解された上で、目玉プロジェクトへの投資も良いと思います。


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