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帰国生の高校受験
 

帰国枠入試のイメージは、「一般枠より易しい」「英語だけできれば」「学校成績さえ良ければ」
「面接・作文が重視され、教科試験は免除されるか、課されない」等々、
安易な形で流布されがちですが、実情はほとんどの学校で3科目(英語・数学・国語)の
国内一般入試と同じ学科試験が課されています。

帰国生入試とは、一般入試とは別に各学校や教育委員会が帰国生として資格・条件を設定して行う入試のことです。
試験内容や方法は学校によって異なります。


帰国生入試が国内一般入試と大きく異なる点は、資格・条件です。
海外滞在期間や帰国後の期間制限等、細かく決められています。

特に気を付けるべきことは、現地校・インターナショナルスクールから入学する場合に、
原則としてその国の学校教育の9年過程を終了または、
3月末までに終了見込であることが条件になっていることです
(一部私立学校では次年度の6月終了見込も可としています)。

また現地校等と日本人学校で区別をしている学校もあります。


海外滞在年数の2年以上が一般的で、帰国後の制限は1年間が一般的です。

資格・条件にそぐわない場合、帰国枠での受験はできませんが、
資格・条件が近い場合には、個別で対応してくれる場合もあります。


高等学校の帰国生入試では、学科試験で国語・数学・英語の3教科に絞っていることが多いです。
中には、英語・国語、英語・数学の2教科の学科試験を行う学校もあります。
また学科試験を免除し、書類や面接、作文で合否を判定する学校もあります。

帰国生入試の時期は、一般入試の時期より早い1月~2月に行われることが多く、
私立学校では、11月~12月に海外で帰国生入試を実施する学校もあります。

高校によっては、海外での経験を活かした選抜方法を実施する学校も存在します。
帰国生の海外経験(滞在国・滞在年数・学年)を考慮した学校選びが大切です。


■帰国生の受け入れ校

帰国生の受け入れを主たる目的として設置された学校で、
現地校・インターナショナルスクール出身者と日本人学校出身者とでは異なる入試や入試形式を選べるなど
帰国生に配慮した選考が行われます。
帰国生の特性を十分に考慮し、入学後もその長所を伸ばすために計画的な教育が受けられます。

例)
・国際基督教大学高等学校(東京)
・南山国際高等学校・中学校(愛知)
・同志社国際中学校・高等学校(京都)
・関西学院千里国際中学校・高等学校(大阪)


■帰国生の受け入れ枠を設けている高校/特別な受け入れ態勢を持つ学校

<国立大学付属>
・筑波大学付属(東京都)
・筑波大学付属駒場(東京都)
・東京学芸大学付属(東京都)
・愛知教育大学付属(愛知県)
・大阪教育大学付属池田(大阪府)

このうち、筑波大学付属と筑波大学付属駒場は、一般入試同様の問題を5教科実施しますが、
残り4校では科目数が軽減され、国語・数学・英語の3教科入試になります。


<公立高校>
受け入れ態勢は都道府県で異なり、帰国生の多い都道府県では帰国生であることを考慮して、
受験科目に配慮した特別選抜を実施していますが、
国内一般性と同じ受験科目を課している県もあります、

多くの都道府県では、一部の学校を受け入れ校に指定しています。
募集学科・人数・出願資格・出願書類・手続き・選抜方法などは、
都道府県によって異なります。


<私立学校>
国語・数学・英語の3教科入試で、一般入試と同一問題によって入試を実施する高校が殆どですが、
青山学院や中央大学杉並のように、一般入試とは異なった適性検査や基礎学力検査を課す高校もあります。
一般入試と同一問題の場合でも入学審査の際に「特別な配慮」をすることになっています。


出身学校の特徴を考慮する学校における過去の動向(首都圏)




■日本人学校卒業の場合

日本人学校は国内の州学校に準じた教育課程で学習をする為、
中学部を卒業すれば、国内の中学校を卒業したのと同様の高校入学資格などが与えられます。

したがって、日本人学校中等部を3月に卒業見込みのお子様は、
日本人が高から直接国内の高校へ受験することが可能です。
しかし、公立の全日制高校では入学日までに都道府県への転居が確実であることが
応募資格になっている場合が多いです。