不動産は現地の人がよく知っている。
非常によく聞く話で、私もそうだと思っていました。
私は、ジョホールバルの調査をしている時、現地の人に聞くのが一番だと思い、いろんな人に不動産について、おすすめ物件について、聞いて歩きました。
それこそ、会計士、弁護士、不動産業者、タクシーの運転手、飲食店の店員、駐在員、インターナショナルスクールの職員など、知り合う人たちに同じ質問をしました。
ところが、みなさん言うことがバラバラです。
なんとなくのイメージで、あの物件は外国人に人気がある、あそこは日本人が多い、ここは韓国人が多いなど、このマンションは50万リンギもしない等、今から思えば相当適当で、事実とは異なる情報もたくさんありました。
地元の不動産業者も、自分は10年ここでやってると言いながら、結局、自分が売っている物件とその地区をすごく良く言いますし。。。
地元の人なのに、意外と不動産のことを知らない理由を考えていくと、すごく当たり前のことに気づきました。
みなさんのお住まいの地域で不動産投資をしたいと外国から人が訪ねてきて、次のような質問をしたとします。
今、実際にお住まいの地区で、
どの物件が投資リターンが良いのでしょうか?
例えば、お住まいが東京であれば、
東京でどの物件が空室率が低く、賃貸リターンが良いかご存知でしょうか?
また、外国人が住んでいるマンションはどこで、その賃貸相場がいくらなのでしょうか?
普通の人にとって、あまり興味がなく、知らなくて当然だと思います。
しかも、私が聞いていたのは外国人駐在員が住む場所についてで、外国人の友人をたくさん作れる環境になければ、知りようがありません。
「外国人ねぇ・・ 六本木じゃない?」とか、そういう適当な回答になってしまいます。
また、投資リターン、賃貸リターンというのは、不動産投資をやっている人でないとわかりません。
結局、「その特定のことについて詳しい人」を探して、アドバイスをもらうという結論に達しました。
-不動産投資なら、その場所で不動産投資をしている人たちに聞く
-駐在員への賃貸のことなら、多くの外資系企業を顧客に持つ人たちに聞く
-内装するなら、外国人賃貸物件の内装を手掛けている人たちに聞く
-特定のマンションのことが知りたい時は、その住民たちに聞く
などなど。
どれだけそのことについて、詳しい人を探せるかがポイントであり、それが情報の正確さと奥深さにつながっていくのではないでしょうか。
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